本日は、「建国記念の日」で祝日であります。
しかし、弊社は出勤日であり、
全く祝日感がありませんが、、、
ふと思ったのですが、
なぜ「建国記念の日」は「建国記念日」ではなく、
”の”が入るのだろうか?
細かいことに疑問を感じたので、
調べてみることにしました。
そもそも、日本の「建国記念の日」は、日本書紀に由来しているようです。
日本書紀に登場する初代天皇である神武天皇が即位した日が、
グレゴリオ暦に換算すると、2月11日にあたるとされています。
『いつ』を建国記念日にするか、
つまり日本という国が成立したかを決めるにあたっては、
日本国憲法の施行日であったり、
サンフランシスコ講和条約の発効日であったり、
聖徳太子が十七条憲法を制定したとされる日などが候補に挙がり、
様々な意見があったようです。
有識者を交えて、様々な議論も行われ、
最終的には、『の』を入れることで、国家成立日を確定して祝うのではなく、
日本という国が興り、現在もあるという事柄をお祝いする日として1966年(昭和41年)に決まりました。
当時の首相、佐藤栄作は、
「建国をしのび、国を愛し、国の発展を期するという、国民等しく抱いているその感情を率直に認めて、そしてこの日を定めようとするものであります。」
との思いを述べています。
『の』の入らない、「憲法記念日」は日本国憲法が施行された5月3日、「天皇誕生日」は現在の天皇陛下の生誕日をお祝いする日であり、
一方、「みどりの日」や「こどもの日」、「海の日」、「勤労感謝の日」…など、『の』の入る祝日は、その事柄に思いを馳せてお祝いをしましょう、という日として扱われているようです。
祝日の名前に入る『の』は意外にも、こんな意味があったんですね。
これからは何気なく過ごす祝日ではなく、
『の』を少し気にしてみて、祝日の意味を考えてみたいと思います。
峯澤でした。