定形郵便物の手紙は、重さ25グラム以下の料金がいまの84円から110円に、50グラム以下の料金がいまの94円から110円にそれぞれ値上げされ、区分を統合して同じ料金とします。値上げは、消費税率の引き上げを除き1994年以来30年ぶりとなります。
はがきは、年賀はがきも含めていまの63円から85円に値上げされます。(何と22円も!!)
そして、速達の追加料金は重さ250グラムまでの場合、いまの260円から300円に値上げされます。
またレターパックライトは370円から430円に、レターパックプラスは520円から600円にそれぞれ値上げされます。
値上げの理由について日本郵便は、郵便の利用数の減少に加え、
今後も物流コストの上昇で営業費用の増加が見込まれるためと説明しています。
郵便事業の営業損益は、民営化以降では2022年度に初めて赤字となり、
総務省は、今回の値上げによって来年度に何とか黒字化する予定ですが、
その翌年度からは再び赤字になる見通しを示しています。
なぜなら、手紙やはがきなどの国内の郵便の利用数は、
2001年度の262億通をピークに毎年、減り続けていて、
2022年度には144億通とピークから45%減少しました。
2022年度の郵便事業の営業損益は211億円の赤字となり、
2007年の民営化以降で初めて赤字となりました。
さらに昨年度には前の年度から6%減って135億通となり、
利用数の減少に歯止めがかかっていません。
今後の見通しでは、4年後の2028年度には112億通となり、ピーク時と比べて57%減ると試算しています。
SNSなどの普及だけでなく、デジタル化によって企業の利用が激減しているのは周知の事実ですよね。
新しいものが普及し、
古いものが消滅していくのは、
技術革新ではありますが、
寂しさを感じるのは年寄りだからでしょうか?www